かぐや姫の野菜畑

昔々あるところに、発達障害の子供を育てている母親グループがありました。母親達は、子供達の将来の仕事の選択肢の一つとして、野菜作りはどうだろう?と考えました。そして、まずは自分達が野菜作りを学ぼうと思い立ったのです・・・

「出芽」秋ジャガ(アンデスレッド)編(2021)

こんにちは。

 

第4畑では、暑い最中の9月14日に植え付けた秋ジャガの「アンデスレッド」が芽を出し始めています。

名前の通り、アンデス地方ご出身の、皮が赤いジャガイモです。

 

ジャガイモはいつでもスーパーにある野菜なので、旬がいつなのかよくわからなかったのですが、

品種や産地によって、春が旬だったり、秋〜冬が旬だったりするのですね。

 

アンデスレッド」は春、秋〜冬、どちらも旬となり得る品種だそうです。

 

母弟子達は師匠の指導の下、2021年2月に春ジャガとして「きたあかり」と「メークイン」を第2畑で栽培した経験があります。

ですので、今回の「アンデスレッド」の栽培は、師匠の教えをきちんと身につけているか否かの

確認試験のようなものです。

 

そうです。

 

「きたあかり」は豊作でした。「メークイン」は不作でした。

同じ土、同じ肥料、同じ想いで作ったのに、はっきりと違いが出たのです。

 

師匠は植え付けの段階で、すでにメークインの不作を予感されたようです。

なぜなら、チラリと見えた父弟子が掘った畝の溝が、深すぎじゃないかと感じられたからです。

種芋はあまり深いところに植えてしまうと、太陽の光を感じられず、芽を出しません。

 

そしてその予感は当たり、メークインは師匠が見本として作った1つの畝から以外は、

芽を出さなかったのです。

 

「なぜ植え付けた時に、言ってくださらなかったのですか?」

 

師匠から失敗の原因を聞いた時、母弟子は不満を口にしました。

 

メークインも食べたかったです」

 

師匠は答えます。

 

「早いうちに失敗しておいたほうがええ」

 

確かに、初めての栽培がパーフェクトに終わるのは気分が良いでしょう。

でも師匠が全てを仕切ってしまっては、弟子達の成長は見込めないのです。

 

 

師匠はグッと口をつぐまれたのです。

 

 

弟子達は、その気持ちを察しなければなりません。

メークインが食べたければ、スーパーで買えば良いのです。

 

その教訓を胸に、母弟子達は「アンデスレッド」を植え付けました。

するとどうでしょう。続々と芽を出すではありませんか。

 

芽が出揃ったら、芽かき(初回限定)+施肥+土寄せを2クール行うのが基本のはずです。

自信がなければ、遠慮なく師匠に聞けば良いのです。NHK出版の野菜の本を見たって良いのです。

 

そうすれば、12月になる頃には、きっと美味しいアンデスレッドを収穫できるでしょう。

 

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アンデスレッドの芽(10月10日)順調に育って欲しい。
アンデスレッドはスーパーであまり見かけないので、失敗したくないものです。

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園芸店で、種芋を選ぶ師匠と孫弟子。「芋の選び方が良い!」と孫弟子はアメをGET。
「きたあかり」と「メークイン」を計100個ほど購入(2021年1月15日)

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父弟子の掘った問題の畝(手前)と師匠の畝(奥)(2021年2月13日)


ではまた👋