「開墾開始」春ジャガ編(2022)
再び春ジャガを植える時期が迫ってきた2021年12月中旬。
「今年はここに植えるのがええ」
師匠が指定した場所は、第4畑の東側。
セイタカアワダチソウなどの雑草が生い茂る荒地。
またまた開墾です。
師匠の言葉を、母弟子達は素直に聞き入れます。
1年間の修行の賜物と言えるでしょう。
野菜作り40年のベテランの選択に、間違いはほぼ無いのです。
昨年までの母弟子ならば、新たに開墾するのはヤダと思ったことでしょう。
でも今年は大丈夫です。
この土地は荒れているとは言っても、約1年前までは野菜が作られていた土地。
土が柔らかいことは、秋ジャガと大根の為の開墾時に経験済みです。
そして何より、母弟子達はエンジン式の草刈り機を所有しているのです。
昨年のように、腰を痛め、うんざりしながら草刈りをする必要は無いのです。
この軽い気持ち。なんとも言えない安堵感。
しかし、師匠は仰います。
「まずはセイタカアワダチソウを抜くんだぞ。それから草刈り機だ」
「あの茎刈ったら、草刈り機の刃が傷むぞ」
(刈ってみないことには、わかりませんよ。いけるかも。)
外に出たがる言葉を飲み込みます。それが修行なのです。
師匠の言葉は大切にするものです。
1ヶ月後、セイタカアワダチソウを抜き終わりました。
草刈り機、満を持して登場。
笹をバサバサと1時間で刈り取ります。
終わりました〜。
途中、母弟子は種芋を急ぎ買いに行きます。
行きつけの園芸店で売り始めたら、早めに良い種芋をGETするのが豊作への近道。
昨年の種芋購入の際に師匠から頂いた訓辞を、母弟子は大事にしています。
今年はアンデスレッド(秋ジャガのリベンジ)、キタアカリ(昨年大豊作)、
メイクイーン(いつも猫の名前と間違える)を1,5kgずつ植える予定です。
さて。
種芋を買ってしまったからには、畝作りを急ぎましょう。
もう種芋はいつでも芽を出す準備ができているのです。
いつも「何でも少しずつ遅い」と師匠に言われ続けて1年。
今回こそ、超万全の状態で種芋を迎えたいと鼻息も荒くなります。
そんなふうに思えるのは、畝作りにも強い味方が登場したからなのです。
ISEKI 管理機 KC250
製造メーカーに問い合わせるも、取扱説明書も、交換部品もないと言われた、
30年以上前に活躍したミニ耕運機。
母弟子達は、この強者を使いこなせるでしょうか。
乞うご期待。
ではまた👋